ものづくり日誌
2025/02/28小川組建築部豆日記 第16回 「用語を掘り下げてみよう ⑧」
皆さんこんにちは!総務部Kです。
2月に入り、寒さが厳しいと感じる日も増えてまいりましたが、防寒対策はバッチリですか?
私は厚手のコートを着て、マスクをし、首元にはマフラーをこれでもかと巻き付けてそれに顔を埋めて外を歩いております(笑)
マスクは風邪対策にもなり、防寒対策にもなるので冬の心強い味方です✌
さてさて、今回は『用語を掘り下げてみよう』をお送りいたします。
よろしければお付き合いくださいね。
前回の記事はこちらからご確認ください。
そして今回のチェックする記事はこちら!💁
中野区Kマンション新築工事⑧RC造(「消防署中間検査」 ~「外部舗装工事」)
まずは用語の調査報告から🕵
🔎用語解説🔎
①防火区画
建築基準法によって定められた、火災発生時に炎が燃え広がることを防ぐために設けられる壁・
床・防火設備による区画を指します。大きく分けて、面積区画・高層区画・竪穴区画・異種用途
区画の4つに分類されます。
建物の用途や規模、種別などによって、要求される防火区画の基準が変わります。
➥№1「消防署中間検査」
②竪穴区画
①に記載した通り、防火区画の種別のひとつです。
吹抜け(階段やエレベーターなど)への炎や煙の侵入を最小限に抑える役目を果たします。
➥№1「消防署中間検査」
③界壁
共同住宅や長屋において、住戸同士の間を仕切る壁を指します。
建築基準法において、一定の遮音性能・耐火性能が求められている箇所です。
➥№1「消防署中間検査」
④笠木
バルコニーなどの水平になっている場所の上部に取り付ける仕上材料を指します。
主に防水の為に用いられる部材です。
➥№3「高さ確認②」
⑤目地
石膏ボードやタイル、石材などの建築材料同士の間に生じる隙間を目地といいます。
材料によりパテなどで埋めたり、目地材を埋め込んだりします。
➥№7「外壁」(関連:ブリック目地材)
➥№11「共用廊下」(関連:伸縮式ハット目地)
⑥搔き落とし
外壁仕上げの工法のひとつで、材料を塗ったあとに道具を使って材料を引っ搔いて落とします。
掻き落とし後の外壁はざらざらとした感触になるのが特徴です。
➥№7「外壁」
そして、今回さらに深掘りしていくのは......
「消防署中間検査」(➥№1「消防署中間検査」)です!
消防中間検査とは
一定の基準を満たす建物の場合、所轄消防署の方による検査を受ける義務があります。
建物が完了する際には「消防用設備等の設置完了検査」と呼ばれる検査を受け、消防用設備等の設置状況をはじめ、それぞれが適切に機能するかどうかを確認します。
加えて、それらが法令に準じた物かどうか、未設置の物がないかどうかも併せてチェックします。
今回は元記事記載の通り中間検査ですので、下地の状態で確認をしていただきます。
こういった形式の消防検査が実施されるようになった大きなキッカケは、1973年6月に熊本県で発生した大洋デパート火災と言われています。
※ 事件の詳細に関しては、ぜひこちらをご確認ください。
この事件は死者104人・負傷者67人という甚大な被害を及ぼしてしまいました。
火災後の様々な検証で、デパートが消防法令や指導に従っていなかったことや、大量の設備不良を無視して営業していたことが判明しました。
この痛ましい事件の翌年1974年6月から消防法が強化され、消防検査が導入される運びとなったそうです。
同じようなことが今後起きないように、消防士の皆さんによる厳しいチェックを通過し、ようやく建物の完成が見えてくる......というわけですね。
今回の内容について調べていくなかで、消防法の改正・強化の歴史にも触れました。
過去の凄惨な事件を通して、それを防ぐための方法を見つけ出すよう苦心している様子が伝わってきました。
お住まいの方、利用者の方が安心して過ごせるように、小川組としても品質を保った建物づくりをしなくてはなりません。
私も建築部の皆さんがお客様に万全の状態で建物をお渡しできるよう、全力でサポートしなくては......と改めて感じる今回の記事作成となりました。
それでは、今回はこの辺で。
また次回のブログでお会いしましょう!👋
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