ものづくり日誌
2024/05/22小川組建築部豆日記 第7回 「用語を掘り下げてみよう ⑤」
こんにちは!総務部Kです。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
私は家族と一緒に、とにかくのんびりしていました💤
お仕事だった皆さまは、本当にお疲れ様でした!
ちょっとした息抜き代わりに「豆日記」ぜひお読みくださると嬉しいです📚
今回も引き続き、「用語を掘り下げてみよう」をお送りします!
前回のブログを読まれていない方は、ぜひこちらにも目を通してみてくださいね。
さてさて、深掘りを行なう記事はこちら!
中野区Kマンション新築工事⑤RC造(1階躯体⼯事~3F床施工状況)
1階躯体工事~3F床施工状況とタイトルがつけられていますが、なかでもメインになるのは「コンクリート打設」!
過去のブログでも何度か出てきましたね。
そんなメインの概要から細かいところまで、じっくりと掘り下げて参りましょう👀
コンクリート打設とは?
建設の基礎となるコンクリートを、型枠内へ流し込むことを言います。
また、打ち込みということもあります。
建設に携わったことがないと「打設」という言葉に馴染みがないかもしれません。
それもそのはずで、デジタル大辞林などに意味が掲載されてはいるものの、建設業以外でそもそも使うことのない専門用語だったりします🔎
コンクリート打設は枠を作る、流し込む、終わり! ......というわけでは当然なく、正しい施工がなされなければ、十分な強度を確保することが出来ません。
しかも、コンクリートの流し込みが終わった後では、やり直しはかなり難しいそうです😨
そんな大変な工程を、どんな流れで現場の皆さんは作業に取り掛かっているのでしょうか?
全体の流れを見ていきましょう!
【事前準備】
①打設計画
打設当日の「打設計画書」というものを作成します。
コンクリートはどんな配合か、どれだけ打設するのか、当日はどれだけの人数が来てくれて、どれだけの移動時間がかかって......、と、本当に細かいところまで記していきます。
安全に、そして確実に打設を行なうために大事な最初の一歩となります。
②配筋検査
たとえ打設計画が万全だとしても、肝心の配筋がしっかりしていなければ意味がありません。
配筋検査では、完成時に十分な強度を得られるように適正な配筋が行われているかをチェックします。
法律に違反していないかはもちろん、鉄筋の位置や種類、固定状況など、様々な箇所が図面通りになっているか確認していきます。
以上の工程をしっかりとこなしたあとは、とうとう打設当日になります。
【工事当日】
③受け入れ検査
当日は生コン車で現場にコンクリートを運び入れる形になります。
生コン車はちなみにこちらです。見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
※ かわいいフリー素材集 いらすとや 様よりお借りしています。
もしかしたら、生コン車よりもミキサー車という方がおなじみかもしれないですね。
搬入して終わり......というわけではなく、実際に搬入された生コンクリートの品質が問題ないか現場でチェックします。
試験はすべてで5つ。
柔らかさをチェックするスランプ試験、空気量を測定する空気量試験、塩分量を確認する塩化物含有量試験、コンクリートの温度を見る温度試験、
そして期間をあけて実施される、圧縮強度を測る強度試験となっています。
④打ち込み
緻密な事前準備、検査を終えて、とうとう打ち込みを行ないます。
コンクリートは製造直後から硬くなってしまうので、作業に時間をかけすぎると綺麗な仕上がりになってくれません。
元記事のなかで打設に触れる際に、「いよいよ」と書いていたのも頷けてしまいますね......。
⑤締固め
続いて締固め。バイブレーターを挿入し、内部で振動を発生させて実施されます。No.9の写真が、まさにその瞬間ですね📸
⑥仕上げ作業
職人さんによる「均し」の作業です。こちらもNo.9に記述されている通り。
大まかに分けて6つの工程となりましたが、それぞれで職人技が光ります。
建設のなかでも特に大事な作業となっていますが、少しでも分かりやすく内容をお伝えすることが出来ていますでしょうか?
ちなみに異なる現場ではありますが、小川組のYoutubeチャンネルにも配筋工事から生コン打設が終わるまでの動画を投稿しています。
ぜひこちらもご覧ください!
それでは、また次回お会いしましょう!👋