ものづくり日誌
2024/04/26小川組建築部豆日記 第6回 「用語を掘り下げてみよう ④」
皆さまこんにちは！総務部Kです。
4月になり、すっかり暖かくなりましたね。日によっては暑さを感じることもあるくらいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか？
私は花粉にやられております🤧どうにかならないものか......と現実逃避する日々です。
さて、今回の豆日記は先月に引き続き、中野区Kマンションの記事を深掘りしていきますよ！
前回をまだ読んでいないという方はぜひこちらよりご確認くださいね。
まずは深掘りを行なう記事の紹介です。
今回はこちら！
中野区Ｋマンション新築工事④RC造(後工区～1F躯体⼯事)
写真多めの記事になっていますね👓✨
いつもは一部工程を掘り下げて解説する形をとっていますが、今回は気になったキーワードを細かく見ていきます！
まず全体を読んで、気になったワードを拾い上げてみます。
私が特に気になったのは、下記の通り✍
①後工区
②光波測量機
③床版
④接続工事
以上の４つです。
それぞれ調べて、過去の掘り下げた内容をチェックしながら読んでいけば、さらに工程がわかりやすくなる......はずです！
では、ひとつひとつ言葉を調べて、掘り下げていきましょう。
①後工区
建設工事において、立地条件等々により、工区......つまりは工事を行なう場所を、ふたつに分けることがあります。
そのうち、先にとりかかる工区を「先工区」、後に行なう工区を「後工区」というようです。
No.2にある写真に加筆して、イメージしてみましょう。
......どうでしょう？ 伝わったでしょうか？
このワードが出てきたNo.1では、後工区の掘削工事について記載されていますね。
項目内の写真を見ていただくと、さらにイメージが湧きやすいのではないでしょうか。
②光波測量機
普段街のどこかで、何かカメラのようなものを覗いている人を見たことはありますか？
こんな感じのものです。
※ かわいいフリー素材集 いらすとや 様よりお借りいたしました。
こちらが測量機器です。土地の形や高さなどを把握するために行ない、安心できる建物を作るうえで必須作業です。
測量方法にもさまざまな種類がありますが、光波測量機は、文字通り光を用いて測量を行なう機械となっています。
No.2の工程では、ステコン打設の後に、測量を行なってその上に築き上げていく基礎・柱・梁の位置をマーキングしていることがわかりますね。
③床版
人や物の重さを支える床を指します。建築では、鉄筋コンクリートの床版をスラブ、なんて呼び方をすることも。
ちなみに読み方は「しょうばん」です。一回で読めましたか？
私は読めませんでした......😢
ちなみに、床板（ゆかいた）という似た用語もあります。違いは下記の通り。
床版（しょうばん） ... 人や物の重さを支える床のこと。
床板（ゆかいた） ... フローリングなどに用いられる木の板のこと。
字面はとても似ているのに、意味を並べると結構違いますね。
建物の構造に関わってくるのが床版、そうでないのが床板、と考えると分かりやすい気がしますね。
No.3では配筋について記載されています。店舗の床版にある鉄筋を配置（＝配筋）し、同時にタワークレーンの基礎も作ったようです。
④接続工事
こちらは普通に調べるとインターネット関係の記事がずらりと出てきてしまいます🔎
ですが、この言葉が出てきたNo.7では、インターネット関連工事の記載はなく、「ガス本管の新設、撤去」とされている......。
イメージが沸かなかったので、実際はどういう状況なのか建築部の方に聞いてみました。
現場内と現場外の配管をつなぎ合わせ、無事にガスを供給させることをここでは指しているのではないかとのこと。
つまり、このワードが出てきたNo.7の項目では、建物内配管完了後、旧管を撤去し、現場内外を繋ぐ配管を新設した......といったところでしょうか。
それぞれの言葉の意味を踏まえて記事全体の流れを見ると、工事の流れが何となく見えてきた気がします。皆さんは、いかがでしょうか？
分からない言葉がひとつ出てきただけで、その文章全体が見えなくなってくるものなんだな......と改めて実感いたしました。
まだまだ勉強していかないといけませんね🤔
ではでは、また次回お会いしましょう👋
