ものづくり日誌
2019/10/28長津田ビル新築工事 第3回(タワークレーン建方、外部足場地組、1F躯体工事)
「長津田ビル新築工事」第3回です!
寒くなってきました・・・秋ではなく、もはや冬ですね・・・
今月は大型台風19号が本州を直撃しましたが
皆さま、無事に過ごせましたでしょうか?
被災地の方々には心からお見舞い申し上げます。
1日でも早い復興を願っています。
ニュースでも「クレーン倒壊」「足場倒壊」などが取り上げられています。
台風通過中は現場が心配で、気が気ではありませんでした。
幸い、当現場では被害はありませんでした。
さて、前回の記事で1階床まで進みましたので地上の躯体工事に入ります。
躯体工事に入る前に、タイムリーですが仮設工事から紹介します。
「タワークレーン建方」
当現場は前面道路に架空線(電線)が多く、搬入時にクレーン車を使用することが困難なため、
敷地内にタワークレーンを建てる計画としました。
現場の状況に合わせて最適な機種を選定します。
今回は、タワークレーンの中では小さいサイズの旋回半径5mの機種にしました。
実はこのクレーン、1tまで吊ることができます。
このスリムなフォルムからは想像できないほどの力持ちです。
1tというと4mの単管パイプ約97本分になります。すごい!
このクレーンの操作には『クレーン(5t未満)の運転の業務』の講習が必要になります。
「外部足場地組」
クレーンも建てたし、躯体工事だ!・・・の前に
足場を組み立てないと作業が出来ないのです。
足場を組み立てる際はまだ躯体ができていません。
建物の輪郭に合わせた位置に足場を組んでいく、難易度の高い繊細な作業です。
足場は現場で「どうやって組む?」「ここはこうなってるからこうしよう」
というわけにはいきません。
計画時にどのような足場にするか検討し、所轄の監督署に図面や計算書を提出しなければなりません。
足場はあくまでも仮設設備ですが、強度や安全性を考慮した足場を建てることは
建物を建てることと同等の重要性があるのです。
「1F躯体工事」
躯体工事の途中経過は過去の記事をご覧ください。
大田区Sマンション④
長津田Aマンション⑤
中野区Kマンション⑤
無事にコンクリート打設を終え、最上階である6階まで躯体工事は続きます。
上棟は引渡し・足場解体と同じくらいの喜びがあります。
現場監督の感動イベントのひとつですね。
あまり書きすぎると今後のネタがなくなってしまうので
今回はここまでにさせていただきます。
工事はまだまだ序盤ですが竣工まで張り切って頑張ります!
では来月もお楽しみに!!
私は再来月の12月にまた登場します!K.Yでした!!