ものづくり日誌
2019/07/31辰巳一丁目社員寮新築工事 3回目(1階床躯体工事)
こんにちはー!お久しぶりですっ!!ETです!
いやいや、どんだけ梅雨だ!?ってくらい長かったですねえ笑
蒸し暑いわ!
現場は天候に左右される所が少なからずありますから大変です泣
皆様も夏休みまであと少し!体調管理に気を付けて頑張っていきましょ!
今回の記事の内容は【1階床躯体工事】です。
前回のブログで、現場はこのような状況でした。
それでは、記事スタート!
職人さんが、何やら黄色い板を持って、床に張付けていますねえ!
この職人さんは「型枠大工」さん。そして黄色い板は「コンクリートパネル」略してコンパネです。
型枠大工さんの仕事は一言でいうと、「コンクリートの型」を作ることです。
型枠大工さんが作った型枠にコンクリートが流し込まれ、躯体が形成されるのです!
ウルトラ重要工事ですね!
その型枠の下はこのようになっています。
型枠の下にはパイプが流れていて、それをバタ角と呼ばれる木材で受け、
さらにそれを支保工と呼ばれる金属の支柱で支えています。
なんか次は変なピンクなの貼ってるな...これは断熱材なんです。
「押出し発泡ポリスチレン」
と呼ばれる材料です。
商品によって性能や色、厚さなど様々な種類があります。
断熱性が非常に優れ、軽く、加工が容易なので、ほぼすべての現場でも採用されているのではないでしょうか!
型枠大工さんの断熱材貼りが終了し鉄筋屋さんが戻って来ました!
そう、【1階床配筋工事】です!
鉄筋屋さんはどうして鉄筋を真っ直ぐ綺麗に配筋できるのか?
それは配筋する前に、自分達で鉄筋の通りの墨を計測して出しているからです。
鉄筋工事完了です!!鉄筋がビシッ!!と通っていますねえ。
ん~流石プロ。凄い!
基礎配筋工事同様、床配筋も鉄筋の径、ピッチ、種類、定着が決まっています。
それを確認しながら工事を進めます。
今回の工事の1階床の面積だと鉄筋屋さん4人で2日ないし3日半程度で完了します。
鉄筋工事完了!配筋検査問題なし!
【1階床コンクリート打設】です。
ここで基礎コンクリート打設ではいなかった土間屋さんが登場します。
土間屋さんは土間のコンクリートを専用のトンボで均し、
コテを使いコンクリート表面を平滑にする職人さんです。
ここでやや難しいですが土間屋さんの仕事を紹介します。
①【コンクリート1回押さえ】-金ゴテで表面を1回押さえる。
防水の下地などに適用されます。
別名:防水下
②【コンクリート2回押さえ】-金ゴテで表面を2回押さえる。
長尺シートの下地などに適用されます。
別名:貼物下
③【コンクリート3回押さえ】-金ゴテで表面を3回押さえる。
そのコンクリートが仕上がりの場合などに適用されます。
別名:金ゴテ仕上げ
コンクリートを1回押さえてから、表面の水が引くのを待って、
次の押さえに移るので、大変な作業なのです。
とまあ専門知識をドヤりましたが、入社当時「へぇ~!!」
ってなったので、面白いと思い紹介させて頂きました!笑
実際に職人さんにコテを借りて真似して押さえてもこれが超難しいんですよお。
スイスイやってるから「俺でもできんべ」なんてそんな訳ないんですねえ。笑
さすがプロ!!
という訳で今回はここまで!!次回からは建物が立ち上がっていきますよお~!
それではまた会いましょう!!ありがとうございました!!