ものづくり日誌
2021/03/15南町マンション新築工事② 排水工事・山留工事・根切り工事
もうすぐ入社して1年が経つのか...と1年の早さを実感している
入社1年目のC・Mが第2回のブログを担当させていただきます!
よろしくお願いします!
今回は排水工事・山留工事・根切り工事の3つの内容を書かせていただきます!
早速ですがなにやら重機で掘削していますね!
この重機は「建柱車(けんちゅうしゃ)」と言います。
建柱車で何をするかというと「排水工事」です!
排水工事には、「ウェルポイント工法」・「ディープウェル工法」・「リチャージ工法」の3つがあり、現場に合った工法を採用します。
当現場は地層がシルト層や細砂層になっていて、それに適した工法である、ウェルポイント工法を採用しました。
建柱車で掘削した建物の外周にライザーパイプを3m間隔程度で入れていきます。
深さは6~7mあり、地下にある水の水位を下げていきます。
水位を下げることによって、後の根伐工事がスムーズに進行します。
上の写真がライザーパイプです!長いですね!
先端に穴があり、そこから水を吸い込むことによって水位が下がります!
わっっっ!(・□・!
杭工事と同じくらいの大きな重機が来ました!
あ!! 杭工事については下記リンクをクリックです!
https://ogw-net.co.jp/blog_const/cat120/cat84/post-6.html
紹介に戻ります!!この重機の名前は「ラフタークレーン」です。
ラフタークレーンで何をするかというと、「山留工事」です。
山留工事は基礎工事などをする際に地盤の崩壊や周辺地盤の沈下を防止する工事です。
重機によって掘削された場所に「親杭(H鋼)」と言われるものを入れます。
下に置いてあるのが親杭(H鋼)になります。
親杭(H鋼)を入れる際に垂直の確認、構造で決められた深さに入っているか確認もします。
H鋼もかなり大きいですね!
(8mのH鋼を入れました!遠くから見ても大きかったです!)
H鋼を入れるだけでは地盤の崩壊は当然防げません!
なので、親杭と親杭の間に「矢板」を入れます。これを「親杭横矢板工法」と言います。
細かい所は手作業です!
他にも工法があり「シートパイル(鋼矢板)工法」「ソイルセメント柱列山留め工法」「場所打ちRC山留め工法」などがあります。
そして、矢板を入れるのと同時進行で「根切り工事」も行います!
根切りとは基礎などを造るために地盤面より下の土を掘削することを言います(矢板を入れるには掘削しないと入れられないですもんね!)
親杭横矢板工法には地下水などの止水性はありません。
なので地面より下で作業している時に地下水が湧いてきたら大変です!!
そこで!先程紹介した排水工事が必要になっています!
排水工事のおかげで、水位が下がり、地下水が浸入してこなくなるため、効率よく安全に作業が進められる訳です!
そうして根伐り底まで掘削が終わったら、砕石などを敷き「プレートコンパクター(現場ではプレートと呼んだりします)」という転圧機で充分に転圧し、床付け面(砕石などが敷かれた根伐底)が平らになるようにします。
それから「レベルコンクリート(通称:ステコン)」の打設になります!
以上で「排水工事」「山留工事」「根伐工事」の説明を終わります!
簡単な説明でしたがいかがでしたか?
読んでいただきありがとうございました!!
次回は「基礎工事」を予定しています!
担当は、当現場のパワフルな先輩「ゴリさん」こと「D・M」さんです!
それでは!お楽しみに~!