ものづくり日誌
2017/06/17中野区Kマンション新築工事⑤RC造(2階 躯体[3階床]コンクリート打設~荷卸し時の品質検査)
こんにちは、JR川崎駅の中央北改札が先行開業しますね。
PDF
これで朝の改札付近の混雑が緩和されるといいですね。
では前回の続きからです。
№ 1「2階 躯体(3階床)コンクリート打設」①
【午前8:30】
ポンプ屋さんが流し込んだ⽣コンを、バイブレータ担当が平らな状態に均します。
その後、土間屋さんが、レーザーレベルで高さを確認ながら、床表面を水平に仕上げます。
№ 2「2階 躯体(3階床)コンクリート打設」②
ポンプ⾞の筒先から、⽣コンが勢い良く出ています。各々の役割分担が明確化されていますので、狭い空間でも各⾃効率よく動いて順調に進捗しています。あと、もう一息!
№ 3「2階 躯体(3階床)コンクリート打設」③
【午後14:00】
滞りなく、無事終了。一同、ホッと一息。
でも、これで終わりではありません。
表面硬化する直前に土間屋さんが専用コテを使って、仕上げ押さえを⾏います。
№ 4「3階 躯体配筋工事」①
コンクリート打設後、3日目の状況です。コンクリートもしっかり固まっています。外壁部分の型枠を組⽴し、壁の配筋工事を⾏います。工場で決められたサイズに加工された鉄筋材を、順序良く組みあげていきます。
№ 5「3階 躯体配筋工事」②
3階からは、賃貸住宅エリア。
壁の位置、開口等の位置が下階と変わります。
「構造図」に記載がある項目を常に確認しながら、熟練の職⼈さん達が⾒事な腕前で⾒る⾒るうちに壁配筋が組みあげていきます。
№ 6「3階 躯体配筋工事」③
壁の鉄筋施工部分です。
⻩⾊の丸いものは『スペーサ』と呼ばれ、鉄筋と躯体面の被覆を確保する部材です。
白いパーツと棒は、『Pコン』+『セパレート』と呼ばれる型枠緊結材。
コンクリートを流し込んだ時に、型枠の変形を防いでくれます。
№ 7「コンクリート打設前配筋検査」
当現場の⼯事監理者による、配筋検査を⾏いました。
当社では全ての関係者を集め、『構造事前打合』を実施しています。構造設計者の考え方や意図、注意点などを職人さんに伝達する事で、より精度の高い配筋が可能になります。
№ 8「3階 躯体(4階床)コンクリート打設」
今回も前階同様に順調に打設が⾏われました。
総重量147トン。例えると大人のアフリカ象オスが約24.5頭分に匹敵します。(Google調べ)
この大量の生コンクリートを圧送⾞で流し込んでいきます。
№ 9「荷卸し時の品質検査」
・スランプ(軟らかさの程度)
・空気量(作業性の改善)
・塩化物(錆び)
・温度(凍害)
について生コン打設時に検査を実施します。その後、採取した供試体で圧縮試験を⾏い、その結果を保管します。
今回はここまでです。当建物は6階建てなので、コンクリートの打設があと2回続きます。コンクリートの打設は気が抜けません。来月は7月18日ごろ更新予定です!