ものづくり日誌
2018/09/11長津田Aマンション新築工事⑫RC造(「バルコニーウレタン防水」~「お引渡し」)
長津田Aマンション 第十二弾(最終回)です。
突然ですが、みなさんは災害に対する備えはしていますか?
最寄の避難場所や避難経路を確認しておくだけでも
いざという時、役に立ちますね。
また、動きやすい運動靴を取り出しやすい場所に置いておき、
避難の際にすぐに履けるようにしておくのも大事です。
何事も備えあれば憂いなしです!
それでは、今回は 内外装仕上げ工事~竣工・引渡しを
ご紹介させて頂きたいと思います!
№1『バルコニーウレタン防水』
屋上に続き、各部屋のバルコニーも防水工事を行います。
屋上と種類が異なる"ウレタン防水"を使用します。
名前の通り、液体状のウレタン樹脂を用いる防水工法です。
施工時は液状のため、複雑な形にも塗ることができ
継ぎ目の無い、一体の防水層を作ることができます。
<バルコニー防水工事状況>
№2『1・2階(テナント階)天井張り』
1・2階は店舗となるため、"スケルトン"という状態で引渡しとなります。
構造体(コンクリート部分)と消防法上必要な窓や換気扇、天井のみを
つけた状態をスケルトンと呼んでいます。
引渡し後、テナントの内装屋さんが入り、床や壁を作りテナントを完成させます。
① 天井下地
② スケルトン状態
№3『吹付け塗装』
バルコニーの天井と手摺内側は吹付け塗装仕上げとなります。
吹付け塗装とは、塗料を機械(タイルガン)により吹付け
凹凸模様を付けた仕上げのことを言います。
一言で吹付け塗装といっても
材料や吹き方により様々なパターンを出すことができます。
アクリル樹脂で出来た光沢がありツルツルしたものや
砂が入ったザラザラした土壁のような材質もあります。<写真①>
<写真①>
<吹付け状況>
№4『外構工事』
建物の外回りの床や植樹する工事を外構工事と呼びます。
当現場では床タイルを張りました。
建物入口にあたる場所で、人の通行も多いので
キズが付きにくく、汚れが落ちやすいタイルを使用しています。
また、歩道付近での作業となるため
作業区画を行い、歩行者との接触がないように注意を払います。
<外構床タイル張り状況>
№5『竣工』
竣工(しゅんこう)は着工とは対義語で工事の終わりを意味します。
すべての工事が終わってから、クリーニングを行いピカピカにします。
<住戸部入口>
<賃貸部屋>
№6『竣工検査』
竣工後、現場担当者により自主検査を行い、
その後、弊社社員と電気・設備業者により設備関係の不備や、
仕上げのキズや問題が無いかを隅々までチェックします。
完成社内検査の詳しい内容についてはこちら(社内検査やってみた)
社内検査での不備を修正し、お客様・監理者に確認してもらい完了となります。
下の写真はキッチンの水を出した際に、
配管の継ぎ目から漏水がないかチェックしている様子です。
素手で触り、多少の水分も察知します。
Fin『お引渡し』
検査→直し→検査→直し→検査→直しを繰り返し
万全な状態で引渡しとなります。
無事に完成した喜びはもちろんですが
1年以上に渡って、ゼロからここまで完成した建物に対しての
愛着もあり、子が手元を離れてしまう親心のような寂しさもあります。
お客様からすると、これから10年100年と、この土地で建ち続ける建物と
なるので、ここからがスタートです。
小川組として今後も点検やメンテナンスなどでサポートしていきます。
私が担当する長津田Aマンションのブログは今回をもちまして終了となります。
1年に渡りご覧頂き有難うございました!
記事は残りますので、何かのお役に立てたら嬉しいです。
<竣工した様子>