ものづくり日誌
2018/05/23長津田Aマンション新築工事⑨RC造(「転がし配管」~「ユニットバス据付」)
長津田Aマンション 第九弾です。
暖かい日が続き、半袖で歩く人もよく見かけるようになりました。
しかし、現場内はケガ防止の為、半袖厳禁!が建築業界でのルールとなっています...
そのため、長袖でも涼しい空調機能付きの作業着や、冷感グッズを使うなどして
各自趣向を凝らした暑さ対策を行っています。
ケガ防止のためでも、熱中症になってしまったら元も子も無いですからね...
それでは今回も張り切って書いていきます!(腕まくり)※@現場事務所
№1『転がし配管(機械設備工事)』
ユニットバスを設置する前に
キッチン、トイレなどの水回りの給・排水配管を床に配管します。
床の仕上がりが15センチ上がる為、床下に配管を行います。
しっかりと固定されていますが、床に転がす配管なので
"転がし配管"と呼ばれています。
一度、配管して仕上げの床を組んでしまうと、なかなか配管を点検する事ができない為
配管後、水圧を掛ける試験で漏水する箇所が無いか、確認します。
(配管=オレンジ色-お湯 水色-水 灰色-排水 赤色-追炊き)
№2『天井配管(機械設備工事)』
換気扇のダクト(=配管)を天井に設置します。
これが換気扇と外を結び、排気の役割を担います。(写真①)
配管内にはキッチンや浴室の換気扇等の熱気を排気する為、
温度差が生じ結露が発生しやすくなっています。
それを防止するために、配管に保温処置を施します。
配管の廻りに、グラスウールでできた保温材を巻き付け
脱落しないよう、金網で固定します。(写真②)
写真①
写真②
№3『天井配線(電気設備工事)』
躯体工事中に床・壁に仕込んだ電気工のオレンジ色の配管の出番です。(写真①)
打込んだ配管の中に電線を通線し、天井・壁から出し、
器具やコンセントが付く場所まで這わして配線を行います。(写真②)
間仕切の壁が建つと、壁の中を通して壁のボックスに繋がれます。(写真③)
写真①
写真②
写真③
№4『ユニットバス据付』
"ユニットバス"と聞くとバス・トイレ・洗面の3点が一緒になっている
3点ユニットを想像される方が多いかと思います。
ですが、浴槽のみでもユニットバスと呼ばれます。
現在の戸建て住宅やマンションの浴室の殆どが
天井・床・壁が工場で生産され、現場で組み立てるだけのユニット化された
ユニットバスを使用しています。
メリットは工場で生産される為、現場での施工時間が短縮できることや、
精度が高く隙間が生じにくいため、漏水の恐れも少なくなります。
また、独立しているのでリフォームを行う際も
従来の浴室と比べ、簡単に修繕や交換を行うことができます。
<組み立て前>
<組み立て後>
次回は各種内装工事~外装工事をご紹介させて頂きます。
次回更新は、6月20日頃を予定しています。