ものづくり日誌
2019/04/03辰巳一丁目社員寮新築工事 1回目(杭工事)
こんにちはー!今年から6年目になりますE・Tですっ!いやあ恐ろしいですねえもう6年ですか...
今回から「ものづくり日誌」を担当させて頂きます。
『読みやすい・面白い』を目標に頑張って書いていくので、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!
さて、僕が今回担当している現場を簡単に紹介させて頂きたいと思います。
構造はRC造(鉄筋コンクリート造)、地上8階、共同住宅55戸。
大まかなスペックはこんな所でしょうか。
現場の裏側に運河が流れていて正面側は近隣の会社に行きかう方々が多く通る場所です。
さあ、ものづくり日誌ですので工事を紹介していきますよぉ~
今回紹介するのは「杭工事」です。杭とはその名の通り、地下に杭を打ち建物を支えるためのものです。
事前のボウリング調査で地盤の状況を確認した上で、使用する杭の仕様・形状・径・長さ等を構造計算のもと決定し、支持できる地層まで打込みます。
「!?!?なんだ....こいつは...!? 」
重機でした。
杭重機が搬入したんですね~。このごっついのが杭を打っていきます。
この本体に必要な部材を現場で組立て、杭重機は完成します。
「なんだ...あの丸くて長いのを積んでいるのは..!!」
杭でした。
この杭が地下深くあのごっついのに沈められ、建物を支えてくれます。
よっしゃ!杭も搬入したし、ジャンジャン打ってこーぜ!とはなりません。
杭工事は超重要工事。つまずく訳にはいきません。
搬入した全ての杭は現場にて、検尺を行い、設計通りの長さ、肉厚、種類など検査を受けます。
さあ検尺問題なし、杭打設に入ります!
杭にはいろいろ工法がありますが、紹介は割愛させて頂きます。
今回の工法を簡単に説明すると、
1.重機で杭を入れる穴を掘る
2.杭をその穴に入れる
3.杭を固定する液体を注入する
4.杭と杭を繋ぎさらに奥へ沈める
これを支持層到達まで繰り返します。
(杭の継手はボルト。これをトルクレンチで1次締め、2次締めと分けて締め固める)
実は当現場は支持層まで地下60mあります。長ッッ!!そんな長い杭は一度では
打てません!笑... なので、約12mの杭を5回程継ぎ足して打設していきます。
杭が支持層に到達したら、杭の天端(建築用語でその物の頂点を指す)が設計で決められているので、レベルという機械を覗いて、杭の天端が設計通りか確認します。
そして、杭の倒れ・偏芯などを測り、垂直に立っていることを確認したら、その杭の打設が完了します。
やっと1本終わった~と思ったらもう現場の終了時刻が近い。
今回の杭工事の杭は1日1本打設するペースです。当現場の杭の本数は14本。...頑張りますっ!笑
今回はここまで!杭工事、少しわかりましたでしょうか? 他にも様々な工法があり
ますので、興味が湧いたら調べると面白いかも知れません!
ではまた次回「基礎工事」でまた会いましょう。
ありがとうございました!!