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ものづくり日誌

2018/07/31大田区Sマンション新築工事 vol.1

はじめまして!
今回から『ものづくり日誌』を担当する入社10年目の「M」です。

毎日暑い日が続きますね。
夏は毎年必ず来ますが、年々暑くなってるように感じます。

現場では、熱中症にならないように日々注意しています。
最近では、対策グッズも僕が入社した頃に比べて種類が豊富になり、
当社でも、風神服と呼ばれる上着の中に充電式のモーターとファンをセットして
服の中を風が循環するものを支給されています。

さて、今回の記事で取り扱う建物ですが、鉄筋コンクリートの3階建てとなっております。
竣工を迎えるまで、毎月1回ブログを更新していきますので、
ご愛読の程、よろしくお願いします!


その1 『柱状改良工事』

地縄~地鎮祭に関しては過去の他現場ブログにもあるので割愛させていただきます。
当現場の支持層は関東ローム層と呼ばれる地層になります。
基礎から支持層まで約2mの部分の地盤を強固にするため、柱状改良工事を行いました。

下写真の、数字の書いてある袋が固化材(セメント)で
これを左の車の荷台にあるプラントで規定の量の水と混ぜます。
これをホースで施工機械に送り、オーガーで柱状に生成します。

写真1.jpg


場外での作業には所轄の警察署で道路使用許可をもらいます。
ちなみに当社では、職人さんの通勤車両は場内に停めるか、有料駐車場に
必ず停めてもらいます。現場周辺の方への配慮、モラルを守って施工にあたります。

その2『山留め工事』

続いて、山留め工事です。
これは、この後に続く基礎工事(地面より下の工事)を行う為の土留めです。
H鋼を圧入していきます。
おっと、この立っている上着が膨らんでる職人さんは「風神服」を着ています。
右腕のところに、ファンが付いていますね。この日は非常に暑かったので、
工場扇も入れて、少しでも暑さを和らげています。

写真2.jpg


その3『根伐工事』

続いては、基礎工事を行うための残土搬出、矢板入れ(土留め)などを行います。
総称して根伐工事と呼びます。

周囲の地盤面から約3mも掘るので、周囲の土が崩れないように、先程のH鋼に矢板を掛けて、
土圧に耐えるようにする工法で、これを「親杭横矢板工法」と呼びます。

大きな機械はユンボと呼びます。教科書にはバックホーと書かれていますが、
現場でそう呼ぶ人はほとんどいなくて、なぜかユンボです。笑

ユンボで大きく土を掘り、土を場外にダンプで搬出します。
際のほうは、職人さんが手作業で土を漉き取り、矢板をいれていきます。
猛暑が続いているので、ユンボとダンプの隙間から見えるところに、
職人さんが休憩するための日除けも作りました。


写真3.jpg


写真4.jpg



矢板入れが進んできたら、砕石を敷きます。
写真右にある機械はレベル測定器で、深さの測定をするのに使う機械です。
根伐した部分への対策として、手摺2段、巾木と昇降の梯子を設置します。



写真5.jpg



砕石を敷いた部分にコンクリートを打設しますが、その前に
工事監理者にレベルや位置が設計図通りに施工されているのか、レベル墨、通り墨から確認します。
OKを頂いたので、写真を記録として残し、次工程に進みます。



写真6.jpg



今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございます。
次回は基礎の配筋状況を8月後半にUP予定です。

まだまだ暑い日が続きますが、熱中症に注意しながら
現場を進めていきますので来月もご覧ください。

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