ものづくり日誌
2018/11/29大田区Sマンション新築工事 vol.4
お久しぶりです!
先月は体調を崩して、ブログを更新出来ずにすみません。
年齢を重ねるごとに、健康第一という言葉が大切だとよく思います。
だいぶ気温も下がってきて、冬服でちょうどいいと思える感じになってきましたね。
さて、前回は1階の床のコンクリートを打設しましたので、今回から1階の躯体工事になります。
少し前になりますが、10月前半の現場の状況です。
外周に外部足場を組みました。
組立てにあたっては30日前までに図面を作成し、足場自重や風力荷重等の計算書と
部材の認定書を労働基準監督署に提出し審査を受けます。
合格する事で現場に足場を組立てる事ができます。
RC造では、足場は上階の床から1m以上あがった高さまで組み立てます。
これは、足場が倒壊しないようにする為の控えが取れないからです。
街中の解体工事や改修工事などは、最上部まで組み立てているのがよく見受けられますが、
それは内部で各所に控えを取っているから出来る事になります。
写真は型枠大工さんが外部の型枠を施工しています。
その1 『1階壁配筋』
続いては、壁の配筋です。
写真では、大工さん、鉄筋工さんがいて人が増えてきました。
先程の外部の型枠は完了していませんが、
事前に作業場所、資材置場などの打合せをおこない、
工期短縮の為に協力してもらいました。
他業種が居たほうが活気もあり、緊張感も出て仕事が捗るのかなと
思ってみたりしています。(笑)
その2『型枠建込み』
壁の配筋が完了し、監理者の配筋検査を終えたので型枠を建てていきます。
こちらはエントランス部分の壁ですが、杉板を使って施工します。
もちろん型枠なので、コンクリート打設したあと解体するのですが・・・
どのようになるかは、記事の後半で紹介します。
↑の写真にあった型枠が大分減りました。
この後は2階の床の型枠を施工していきます。
その3『2階スラブ配筋』
スラブ配筋は当現場では、主に直径10ミリ(D10)、13ミリ(D13)の
鉄筋を150ミリ~200ミリ毎に配置します。
場所によって違いますが、スラブの厚みは180ミリとなっています。
スラブの厚みとはコンクリートの厚さの事です。
建設工事での単位はミリ(mm)です。センチ(cm)でもメートル(m)でもなくミリ単位の仕事をしています。それだけ精度が大事なのです。
その4『コンクリート打設』
電気設備等の埋設配管、配筋検査を終えコンクリート打設です。
この日ばかりは天候が重要で、日ごろのおこないのおかげかしっかり晴れてくれています。
...実は、事前に天気予報を確認し、もし天気が悪ければ手配を変えて晴れの日に調整しているのでした。
手配の変更も大変です。翌日に変更できれば御の字ですが、協力してもらっている業者さんの都合が全て合わないと出来ないので1週間ずれる事もあります。
その為、コンクリート打設が近づくとソワソワします。天気予報とにらめっこなんて事は毎日です。
今ではネット環境が充実しているので最新情報がいつでも入りますが、昔はそうでなかった為、大変だったらしいです。
こちらが、上で施工していた杉板型枠の場所です。
写真だと分かりづらいですが、木目の節がコンクリートに転写され見た目が美しく仕上がります。
まだ完成していませんが、竣工間際のブログでは仕上がった状況をお見せ出来ればと思います。
今回はここまでとなります。
ご覧いただきありがとうございます。
次回は内部の状況などを12月後半にUP予定です。
それでは、来月もご覧ください!