ものづくり日誌
2017/10/13中野区Kマンション新築工事⑨RC造(「足場解体」~「竣工」)
こんにちは、ついに今回で最終回になります。
最後まで気を抜くことなく、有終の美を飾りたいと思います。
では前回の続きからです。
№ 1「足場解体」
⽴地上、⼤きな重機が使⽤できない為、人⼒で足場材を解体していきます。
看板と足場の空間が、およそ10cm程しかありません。
慎重に、慌てず、焦らず、予め決められた手順で根気良く解体を⾏います。
№ 2「境界付近」
足場解体後の隣地境界付近を下から⾒上げました。
写真の通り、隣地家屋と当建物のスキマが狭小です。
この狭い空間に足場を組み、躯体をつくり、仕上げをしてきた職人さん達の仕事ぶりは、ただ凄いの一言です。
№ 3「エントランス工事」
エントランス工事開始です。工事もついに終盤です。
建設工事はいかに多くの職種を、効率的に配置できるかがポイントです。
天候、工程、労務日数等、細部まで練りに練った工程で、最後まで走り抜きます。
№ 4「石工事」
店舗入口付近の石工事が開始されました。
天然石(厚さ25mm)をハンマーで整形し、「のり」をつけて一枚毎に貼り付けます。
※「のり」=貼り付け用モルタル。
あの「糊(のり)」ではありません。
№ 5「集合玄関機」
天然石は、一枚毎に厚みが違う為、集合玄関機の廻りは「平石」と呼ばれる、平滑な石を取り付けます。盤と石が密着し、雨水の浸入を防ぐ事が可能になります。
当社のものづくりは、細部までこだわります。
№ 6「床タイル工事」
1F通路部分の床工事です。
地下に入るフロアハッチは、タイルの寸法に合せて機種を選択し、⾒栄え良く納めます。簡単に⾒えて、実は精度が要求される難しい仕事です。
№ 7「お洒落な洗⾯スペース」
壁⾯にガラスタイル、照明は、真鍮系の輸入灯。
鏡は、楕円の大口径仕様、特殊形状カウンターボウル。
エンドユーザーの心を掴んで離さない、アメニティ空間になる事は間違いありません。
№ 8「店舗入口」
店舗入口付近の⿊御影石を施工しました。
石の割付に合せて、看板用のSUSボルトを固定します。
ボルトが先か・・それとも石が先か・・・?
この仕事は簡単そうに⾒えて本当に難しい仕事です。
№ 9「キュービクル」
⻘い集団が、謎の集会・・・?
⾼圧受電設備が設置されました。
キュービクル前に座ってする仕事なので、お風呂の椅⼦を持参して作業をしています。
楽な体制で仕事をすれば効率的で、精度の⾼い仕事が出来ますよね。(なぜか、カワイイ!)
※キュービクルとは、発電所から変電所を通して送られてくる電気を変圧する受電設備を収めた金属製の箱のことです。
そして・・・・
№ 10「竣工」
ついに竣工しました。
この瞬間がこの仕事に携わっていて、一番感動する瞬間です。
西洋風で重厚感のある出来栄えですね。
約9ヶ月に渡りBlogを更新してきましたが、今回の記事で最終回となります。
ここには書ききれなかった工事も沢山ありました。そして色んなドラマがありました。
何より無事故・無災害で工期内に竣工することができ、一安心です。
現場が終わるとホッと一息・・・、そして次の新しい現場へ向かいます。
皆さんに公開することを意識し、工程を見返すことで勉強になる部分がたくさんありました。
これからの現場に役立てることが出来る貴重なチャンスをもらうことができたと思います。
それでは9ヶ月間に渡り、当BLOGを見て頂いた皆様、本当にありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしております。
See you again!