ものづくり日誌
2017/08/21中野区Kマンション新築工事⑦RC造(「№ 1 アルミサッシ取付」 ~「№ 12 屋外階段 」)
残暑御見舞い申し上げます。皆様、夏休みは満喫されたでしょうか?
この時期は、なぜか寂しい気持ちになります。きっと学生の頃の夏休みが終わってしまう時を思い出すからでしょうか。
そんな気分は花火大会で吹き飛ばしましょう!という事で、第76回川崎市制記念多摩川花火大会に行くつもりでしたが、残念ながら雨天中止になってしまいました。この行き場のない気持ちを「ものづくり日誌」で発散しようと思います。
それでは前回からの続きです。
№ 1 「アルミサッシ取付 」
アルミサッシの取り付けで、 内装工事がスタートします。 予め躯体に打ち込んだサッシアンカーにアーク溶接 を使い、サッシを固定をします サッシ工事は、マラソンで 言えば折り返しポイントにあたります。 ゴール(竣工日)まで中間地点に来ました。
№ 2 「硝子(ガラス)工事」
サッシを取付後、サッシ廻りに防水モルタルを詰めます。 その後、硝子工事に着手。
こちらの建物は、ペア硝子を 採用しています。
※ペア硝子とは、 2枚の硝子の間に密閉部が あり、断熱、結露に優れた効果を発揮します。
№ 3 「断熱工事 」
外壁部分への断熱、結露防止等の効果が高い、 ウレタンフォームを吹付けします。
設備工事の配管は、 ウレタン部分を損なわないように、ウレタン施工後に 慎重に進めます。 (⾚色・⻘⾊の管)
№ 4 「住宅設備工事 」
ユニットバスを設置しました。 その後、配管の接続工事を ⾏った後、接続部の調査の為に、脈水圧テストを実施します。 1時間程度、水圧を上げたり 下げたりして配管接続部の 不具合等を調査します。 床工事前の重要なチェック工程 です。
№ 5 「外部 」
ユニットバス部分サッシの外観です。白くなっている部分は、傷が つかないように、専用テープで保護をしています。
建築では一般に 「養生」と呼ばれる作業です。 サッシが⿊なので、目視識別 が出来るように 白を使います。(白サッシの 場合は、⿊です。)
№ 6 「バルコニー 」
バルコニーの仕上工事も開始しました。 コンクリート⾦鏝(かなごて)仕上げの 表面にレベラーと呼ばれる 下地調整材を流し込みます。
鏡のように光り輝く、綺麗な 下地が⾒事に完成しました。
(手前の四角は、避難ハッチ にベニヤを貼って養生しています)
№ 7 「外壁 」
外部タイル工事の開始です。 重厚なセメント系ブリック(タイルのことです)を 専⽤の接着剤で1枚ずつ丁寧に 貼り付けていきます。 この後に白色の目地を詰めて 耐久性を高めます。 絶妙な焼きムラが、他にない独特の雰囲気を醸し出します。
№ 8 「外壁 」
接写するとこのような形です。
凹凸のあるテクスチャーが、 格調高い建物にしてくれるでしょう 。
足場が解体され、全景が披露されるのが楽しみです。
スコットランドのエジンバラや、 ドイツのロマンチック街道にある 古城のような華麗な建物が、 数ヶ月後に完成します。
※行ったことはありませんが・・・。
№ 9 「設備配管 」
設備配管の写真です。
専⽤の固定⾦具を使って、 所定の位置に設置します。 グレー色の配管に 「⻘色」が⾒えると思いますが、 これは配管同士の接続⽤に使用した接着材です 目視で確実に識別できるよう、あえて色付きを使います。小川組ではルール化されています。
№ 10 「地下倉庫 」
地下倉庫は、コンクリート素地 仕上げ(コンクリート打ちっぱなし)の為、コンクリート打設 時には細心の注意を払い、 ⼊念に施工致しました。
現在は、職人さんが休憩所と して利⽤させて頂いています。 蒸し暑い中、天然のクーラーが効いているこの地下は、作業所の人気 №1スポットです。
№ 11 「吹付下地」
吹付仕上げの為、吹付け⽤の下地補修をします。専⽤の補修材を使って 「ツルツルピカピカ」に仕上ます。細部までこだわるのが小川組のものづくりです。
№ 12 「屋外階段 」
床モルタル仕上げ→壁塗装→巾木ウレタン→ アルミ手摺設置→足場解体と進んでいきます。
複雑な工程が 絡み合う階段部分は、工程の調整が 難しい部分です。 清掃は常に徹底し、職人さんが働きやすい環境を維持します
今回はここまでです。次回は消防署の検査からになります。いよいよ工事も大詰めです。
次回は9月15日(金)ごろ更新予定です。