ものづくり日誌
2018/07/25長津田Aマンション新築工事⑪RC造(「内外装仕上げ工事」~「防水工事」)
7月に入り、益々増す暑さに恐怖を感じます。
暑い日には外を歩くだけで1時間0.5L
現場や工場で一日中汗を流している方は、8時間で12L程の
汗が出ているみたいです。。
汗ってしょっぱいですよね?それだけ汗と一緒に身体に必要な
ナトリウム(塩分)まで排出されているので
水だけを飲んでいても脱水症状になることもあります。
塩分・糖分を含んだ水分摂取をすることが大事です!
それでは、今回は
前回に引続き、内外装仕上げ工事~防水工事を
ご紹介させて頂きます。最後まで宜しくお願いします。
№1『外装タイル目地詰め』
前回のタイル張りの続きですが、タイルを張った後
タイルとタイルの間に目地材という、外部からの水や埃の侵入を防いだり、
下地の動きからタイルが乱れることを防止する役割のものを
ゴムゴテを使って詰めていきます。(写真①)
目地詰めが終わると、タイル洗い(酸洗い)を行い、タイル表面に付着した
目地材や汚れを落とし綺麗にします。
綺麗になって一安心としたい所ですが、そう簡単にはいきません。
タイルが完全に接着しているかを、打診棒(写真②)でタイル表面を打診して、
音の違いによってタイルの接着を確認する打診検査を当社の
安全品質環境部(通称:安品環)によって行います。(写真③)
もし、、しっかり接着されていないタイルが剥がれ、ある日突然
空から降ってきたら、、と考えると怖いですからね。
慎重に行っていきます。
写真①
写真②
写真③(別の現場ですがInstagramに打診検査の動画がアップされています)
№2『キッチン据付』
キッチンは空っぽの箱の状態で搬入されるので
現場にてシンクやIH、配管を取り付けていきます。
部屋によって使い勝手を考慮し、L型やI型を使い分けているので
使いやすさ抜群だと思います。
№3『フローリング張り』
キッチン据付が終わり、部屋の中での大きな工事が終わったタイミングで
フローリングを張っていきます。
フローリングが傷付いてしまうリスクをできるだけ減らします。
(前に張ることもあり)
フローリング材を隙間無く敷き詰め、ピストル型の専用工具 フロアタッカーで
表から見えないように板の脇から打ち固定していきます。(写真①)
フローリングが張り終わると、一気に部屋の中が締まります。
室内作業の際はもちろん室内履きに替えます。
№4『防水工事(屋上アスファルト防水)』
屋上は防水工事が必須です。コンクリートとは言え
小さいヒビからでも水が廻ってしまう恐れがあるので
しっかりと防水処置を行う必要があります。
そこで使用するのが"アスファルト防水"です。
アスファルトと聞いてご想像されるのは、道路舗装で使用される
黒いアスファルト舗装ではないでしょうか?
原料は同じです。
施工前には、コンクリートの水分量を測定します。(写真④)
規定値以上の水分が含まれていると
防水層内で気化し、防水層の浮きや膨張の原因となってしまいます。
数値確認(8%未満)後、断熱材・防水材をミルフィーユ状に重ね
防水層を形成していきます。(写真⑤)
写真④
写真⑤
№5『外観』
いよいよ引渡し1ヶ月前になりました。
外壁関係の工事が終わり、忘れや汚れがないか確認後
足場を解体します。
6月中の悪天候が影響し工程などに影響が出ましたが、
やっとこの瞬間がきました!
解体が終わり、全体像が見えるのが楽しみですが
今回はここまでです。
次回が最終回となります。
次回は9月10日頃の更新を予定しておりますので
楽しみにお待ちください。