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お客様インタビュー003「川崎市 熊谷様」

『つめくさ保育園は2019年3月、川崎区昭和に竣工した新しい保育園です。 現在、園児は全部で28名。賑やかな声が園内に響き渡っています。』

川崎市 熊谷様

「今回建物を建てるに至った経緯をお聞かせください」

私の母は、約40年前から川崎区田町エリアで0歳から2歳までのお子様を対象に「熊谷乳児園」を運営しています。

2歳をすぎると園児たちは卒園してバラバラになってしまっていたのですが、社会的な関わりがようやくでき始めた園児たちを小学校入学まで育てることができたら、という思いが強くあり、保育園を開業できる土地を探していたんです。

地元で不動産業を営む社長のお子様を乳児園でお預かりしていた縁もあり、 今回、不動産屋さんに地主様をご紹介いただき「つめくさ保育園」の開園となりました。

「建築にあたり不安な点はございましたか?」

最終的に満足していますが、当初、小川組さんはビルテナントとしての保育園施工実績はあっても 戸建保育園の建築実績がないとのことで、そこが大丈夫かな、というのはありました。

ですが、実際始まってみるとそんな不安は全く感じさせることなく、法令や役所の認可に必要な書類の準備、認可のための審議会への同行など、本当に細かなところまでサポートしてくださり、とても感謝しています。

「工事進行の中で気になる点や仕事ぶりはいかがでしたか?」

工事中、何度も建築現場に呼んでくださり、進捗状況を間近で確認する機会を作って頂けました。 現場の方達も親切でフレンドリーに対応してくださり、自分は建築に関してわからないことが多かったので、図面をみてもイメージできなかったものが実際に見て確認できるというのは何よりも分かりやすく、素晴らしかったですね。

乳幼児部屋のトイレにあるのぞき窓ですが、実際に見てみると、思っていたよりも高い位置にあり 現場監督と話して、その場で窓の高さを低くしてもらったり、2階部分の欄間の高さを上げてもらったりと柔軟に対応いただけたおかげで納得のいくものができたと思います。

「完成した建物の中で気に入っているところ、または、こだわったところはどこですか?」

やはり一番のこだわりはヒノキの床ですね。 ヒノキは木材の中でもしなやかで柔らかいのが特徴で、子供達が裸足で元気に走り回るのに、どうしても採用したいと思っていました。
正直、コスト的にもかなり厳しい選択だったのですが、小川組さんにもやり繰りを調整いただいて実現できたと思っています。

もうひとつはグランドレベルより一段下げた厨房です。段差を設けることでカウンターが下がり、大人と子供が同じ目線の高さでコミュニケーションを取れるとことを目的としています。 保育園では厨房は衛生管理上の観点から子供から遠ざけられがちですが、「保育」をする上で命を支える食について知り、専門職の仕事に触れることで子供たちの心を育む、という方針は保護者の方々からもご支持をいただきました。

そのほかにも0歳児用の和室や、子供たちの健やかな発育を促す目的で意図的に作った段差など 通常の建築ではあまり作らないようなものも柔軟に対応していただき、自由な設計を可能にしているのが小川組さんの強みなのではと思います。
自分のこだわりを最後まで営業の菅野(宏)さんや設計の土井脇さん、現場の方々が支えてくださり、もっと良いものにと、意欲的にご意見いただいたのが良かったと思います。

「工事期間中含め、改善してもらいたい点はございますか?」

改善というのは特にありませんね。
今回の施設を作るにあたり「川崎市福祉のまちづくり条例」に基づいて車椅子が通れる廊下を作る必要がありました。これが思ったよりも広い面積が必要で、正直私も設計の土井脇さんも困惑したところがあったのですが、その規制を逆手にとって廊下も保育室の一部として活用する事にしたところ、「大きな遊び場」として楽しさが広がりました。イキイキと走り回っている様子を見て、子供の探究心や可能性を改めて考えさせられました。

--------取材を終えてみて--------

熊谷さんにお会いしてみて、今回の物件に「つめくさ保育園」の教育方針である「強い心と強い体を作る」ための工夫が随所に散りばめられていることに改めて気づかされました。 全ては子供のため、そんな熊谷さんの熱い想いを感じられる現場に関われて、良かったと思います。

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